HOMELibrary 事例紹介FLS 5i辞典ステージ1:Identification 対象患者の特定

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ステージ1:Identification
対象患者の特定

項目 対象となる患者の特定

事例詳細

Q&A

質問 対象患者の特定は、いつ、誰が、どのように行っていますか。
回答 FLSメンバーが1週間に1回、電子カルテデータから骨粗鬆症治療対象となる患者さんを洗い出してFLSデータベースを作成。全科における骨粗鬆症患者さんの早期発見・治療介入に取り組んでいます。
回答施設 社会福祉法人 恩賜財団 済生会支部神奈川県済生会横浜市東部病院
施設種別 急性期

具体例

いつ 1週間に1回
誰が FLSメンバー
どのように
  • 同施設のFLS対象患者は、「脆弱性骨折で来院した患者さん」「脆弱性骨折以外の疾患で入院した脆弱性骨折の既往がある患者さん」としている。患者の特定にはFLSメンバーが作成したオリジナルのFLSデータベースを活用している。
  • 「脆弱性骨折で来院した患者さん」に関しては、主治医が電子カルテに骨折部位を病名登録する。
  • 「脆弱性骨折以外の疾患で入院した脆弱性骨折の既往がある患者さん」に関しては、入院時に全科の患者さんに記入してもらっている問診票の中に、脆弱性骨折の既往歴(椎体骨折、大腿骨近位部骨折、その他骨折)の項目を設けて確認している。
  • 記入された問診票は、医師事務作業補助者、外来看護師、病棟看護師が電子カルテに入力する。
  • 電子カルテを管理する担当者が週に1回、前週月曜日から日曜日までの電子カルテのデータから、骨粗鬆症治療対象となる患者さん、すなわち「脆弱性骨折で来院した患者さん」と、「脆弱性骨折以外の疾患で入院した脆弱性骨折の既往がある患者さん」を抽出してデータを納品する。
  • 納品された抽出データから医師事務作業補助者が患者ID、名前、年齢、性別、骨折部位、手術実施の有無、骨密度検査結果、骨粗鬆症治療介入の有無、骨粗鬆症治療薬剤名、eGFR、認知症の有無などの項目をFLSデータベースに入力する。
  • FLSデータベースによって拾い上げられた、「脆弱性骨折以外の疾患で入院した脆弱性骨折の既往がある患者さん」に対しては、骨粗鬆症外来で治療介入している。
  • 同施設では以前、潜在的な骨粗鬆症患者さんの早期発見、早期治療介入を目的に、入院時に登録した既往歴、治療中薬剤などの情報から候補者をリストアップし、整形外科以外の科も含めて病棟回診にて未治療の骨粗鬆症患者さんを見つけ出し、治療につなげる取り組みを行っていた。2019年の新型コロナウイルスの流行を機に病棟回診を行うことが難しくなり、問診票を活用したスクリーニングへと形を変えた。
  • 初診外来時及び入院時の問診票による既往歴から拾い上げることで、整形外科のみならず、すべての診療科における骨粗鬆症の潜在患者さんをカバーすることができている。

参考資料

図表をクリックすると拡大してご覧になれます。

Point

  • 初診外来時や入院時に、全科の患者さんが記入している問診票の既往歴や、電子カルテに新規登録された病名からFLSデータベースを作成し、骨粗鬆症治療対象となる患者さんを特定して骨粗鬆症の治療介入
  • 全科共通の問診票で骨折の既往を確認することにより、脆弱性骨折以外の疾患で入院した患者さんの中からもFLS対象患者を効率的に特定

2023年1月 林 綾野様(看護部 外来看護師)確認

From Student Office

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