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ステージ2:Investigation
二次骨折リスクの評価

項目 転倒リスク評価
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Q&A

質問 転倒リスク評価は、いつ、誰が、どのように行っていますか。
回答 術後4週から4週ごとに理学療法士、または作業療法士が、大腿骨近位部骨折、脊椎椎体骨折、骨盤骨折の患者さんに対して5項目の運動機能テストを行い、転倒リスクを評価しています。
回答施設 医療法人社団 英志会 富士整形外科病院
施設種別 ケアミックス

具体例

いつ 初回は手術日(保存療法の場合は入院日)の4週目、以降4週ごと
誰が 理学療法士、作業療法士
どのように
  • 2014年のFLSの運用開始を機に、転倒リスク評価として「握力」「TUG」「片脚立位時間」「10m歩行時間」「5回立ち上がりテスト」の5項目の運動機能テストを導入し実施している。
  • 当初、ロコモ度テストの一つである「2ステップテスト」を採用していたが、簡便性や安全性、効率性の観点から「握力」へ変更し現在に至っている。
  • 年齢を問わず、大腿骨近位部骨折、脊椎椎体骨折、骨盤骨折で入院した患者さんを対象に、初回の評価は手術日(保存療法の場合は入院日)の4週目に行い、以降4週ごとに原則16週目まで実施している。
  • 患者さんの病状にもよるが、1回のテスト時間は15~20分程度。項目ごとの経時的な回復状況も確認し、患者さんへの二次骨折予防の啓発に利用するだけでなく、効果的なリハビリを行うためにも活用している。

参考資料

2019年4月現在

図表をクリックすると拡大してご覧になれます。

Point

  • 5項目のテストで運動機能をチェックし転倒リスクを多角的に評価
  • 評価結果は二次骨折予防の啓発はもちろん、効果的なリハビリのためにも活用

2022年9月 廣瀬 真人さん(リハビリテーション部 部長)確認

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