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ステージ外
組織作り・モチベーションUP

項目 FLS活動の開始
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Q&A

質問 FLSの立ち上げは、いつ、誰が、どのように行ったのですか。
回答 2017年、整形外科医が院長に、数年前から積み重ねてきたFLSのアウトカム評価や、施設に及ぼすメリットを具体的に示した結果、病院業務として認められ正式にFLSを開始しました。
回答施設 一般社団法人巨樹の会 所沢明生病院
施設種別 急性期

具体例

いつ 骨粗鬆症患者さんの増加に伴い、メディカルスタッフの協力が必要となった頃
誰が 整形外科医
どのように
  • 当施設は「救急車を断らない病院」をモットーに年間3,000件を超える救急搬送の患者さんを受け入れています。このうち、大腿骨近位部および椎体骨の脆弱性骨折が200名ほどを占め、その全例に骨粗鬆症治療を導入しています。
  • 信念を持ってガイドラインに則り適切に骨粗鬆症の診断と治療に取り組んできた結果、当施設の骨粗鬆症患者さんは年々増加。年間数百人にのぼる骨粗鬆症患者さんの治療導入・維持を行うことが困難になったことから看護師などのメディカルスタッフに協力を仰ぎFLSの取り組みを開始することとした。
  • 活動に賛同してくれる仲間が増えチームが拡大・成熟していったが、患者増に伴い本来業務と並行した活動は負担が大きく、2017年4月、院長に相談のうえFLSを病院業務として認めてもらった。
  • FLSの活動を公認してもらうためには、FLSによるアウトカムを定量的に評価し、それを院内外での報告会や学会で発表するなどの実績を積み重ねた上で、病院や患者さんにどれだけ貢献できるかを示すことが重要。
  • FLSの介入によるアウトカム評価は継続が重要。そのためにも、学会発表や院内勉強会の企画などによってFLSメンバーが達成感や充足感が得られるよう、チャンピオンドクターやリーダーのモチベーション維持に向けた支援をすることが大切。

    *院内でFLSの活動を推進していくためにリーダーとしてチームをけん引する医師

Point

  • FLSによる定量的なアウトカム評価や客観的データに基づくメリット、院内外での報告会、学会発表などの実績を示すことが病院業務としての公認を得る近道
  • 長期にわたってFLSの活動を維持するためには、FLSメンバーにモチベーション維持をもたらすための支援が大切

2022年9月 安岡 宏樹先生(整形外科 部長)確認

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